ノート1冊で忙しさ解消〜バレットジャーナルでスケジュール管理

ライフスタイル
Engin_Akyurt / Pixabay

「やらなきゃいけないことが多いのに、スケジュール管理がまったくできない…」

「しなくちゃいけないことが多すぎて、頭がパニクりそう…」

「予定が頭に入らない。この前も大事な約束を忘れて、先方に怒られちゃったし…」

私もかつてはそうでした。やらなければならないことを忘れていたり、約束をすっぽかしたり…

スマホのカレンダーアプリでスケジュール管理をしていましたが、そこに予定を書いても実際に行動に移せない…というジレンマを感じていました。

ある時、「バレットジャーナル」という手書きによるスケジュール管理術を知り、自分の性格ともうまくマッチしたのか、そつなくスケジュール管理をすることができるようになりました。

バレットジャーナルというスケジュール管理術

「バレットジャーナル」は、ニューヨークに住むデジタルプロダクトデザイナーのライダー・キャロルさんが考え出した手帳術です。

手元にある普通のノートを使ってできる方法です。

まずは、概要を公式の動画でご覧ください(英語ですが、字幕が付いています)

How to Bullet Journal

バレットとは、箇条書きの点(「・」)のこと。自分のタスクを箇条書きで書き出すことがバレットジャーナルの基本です。

バレットジャーナルの基本的なルールは、「全て手書き」ということ。手で書くことで脳の活性化にもつながり、記憶に残りやすくなります。

バレットジャーナルの構成

索引(インデックス)

バレットジャーナル用のノートを買ったら、ページの下にページ番号を書いていきます。そして、ノートの最初のページに索引を作ります。後から見やすくするためですね。

バレットジャーナル 索引(インデックス)

フューチャーログ(未来)

何ヶ月か後に予定していることを書いておくケースです。これは必要に応じて作れば良いです。

バレットジャーナル フューチャーログ(未来)

マンスリーログ(月間)

毎月1日になったら、その月の1ヵ月の予定を書き出します。1ヶ月のスケジュールを俯瞰してみることによって全体像を眺めることが目的です。

バレットジャーナル マンスリーログ(月間)

デイリーログ(1日)

毎朝、左ページに今日1日やることのリストを作ります。1日が終わったら記号を書き足してタスクの整理をします。

バレットジャーナル デイリーログ(1日)

本家の動画では、次のような感じでタスクに記号をつけています。

完了したタスク・・・×
明日に回すもの・・・
後回しにするもの・・・

すぐにはできなかったり、予定が変わって後回しにするタスクは、「」を書き、予定一覧(マンスリーログやフューチャーログ)に移動します。

タスクを移動する、つまり、別のページに書き写すという作業は、バレットジャーナルの肝とも言えるものです。何度も同じ文章を書くことで、それぞれのタスクを頭に留めることができます。

この他に、イベントは「」、メモは「」を付けていきます。

タスクの中で重要なものには「」、 閃いたことには「」などの記号を書き加えていきます。

また、しなくて良くなったタスクは、行全体を線で消してしまいます。

このルールは、自分で好きなように決めて構いません。バレットジャーナルを続けていくうちに新しいアイデアが浮かんでくるかも。

なぜ、バレットジャーナルはタスク管理がうまくいくのか?

手書きのメリット

このバレットジャーナルという方法は、その日のタスクから月間カレンダーの日付に至るまで、全て手で書いていきます。

スマートフォンのカレンダーアプリや Google カレンダーなどと違って、キーボードではなく手で書いていくことがポイントです。

手で文字を書いていくことは、 記憶に残りやすいと言われています。ペンを持って手を動かすことが脳の活性化を促すんですね。

写経をしたことがあるでしょうか? 真っ白な紙の上で筆を動かすと言う動作が集中力を生み出します。

ページ番号を振ったり、日付を書き記していくという手書き作業によって、自分と向かい合うことができるんですね。そして、これから自分が何をすべきなのか、何をしたいのか、クリアになっていくんだと思います。

何度も書くことで記憶に残りやすくなる

バレットジャーナルではタスクをフューチャーログやマンスリーログに移動したり、今日できなかったタスクを明日のページに書き写したりといった、書き直しの作業が何度も出てきます。

学生時代のテスト勉強を思い出してみてください。暗記しなければいけない単語や年号など、何度もノートに書いていたと思います。

繰り返して書いていくことで、記憶に残りやすくなります。大切な案件や大事な人との約束を忘れることはなくなるでしょう。

タスクの洗い出しができる

タスクを別のページに移動する作業を繰り返していくと、そのタスクはしなればいけないものなのか、しなくても良いものなのか、考えるようになっていきます。

それぞれのタスクを検証し、必要のないタスクを洗い出すことができるのもバレットジャーナルの長所です。

スケジュールに追われる生活というのは、何が重要なことなのかを把握できない状況です。

不要なタスクを見つけていくことで、やらなくても良いことに振り回されるのを防ぐことができるのです。

【応用編】フリースペースを活用する

左のページにタスクを書き出していくので、右ページにスペースができると思います。

右ページには、思いついたことをどんどん書き出していきましょう。その日感じたこと・気づいたこと・嬉しかったことなど、何でもフリーに書いていきます。

バレットジャーナルに使うノートは、誰かに見せるものではありませんので、悲しかったことやムカついたことなど、負の感情もどんどん書きなぐっていきます。

そして、なぜ自分がそう思ったのか掘り下げていきます。箇条書きで理由を書き連ねてみましょう。

手書きで自分の思いを掘り下げていくことによってその時の感情を客観的に見ることができます。

どうして私はこう思ったんだろう、なぜあの時、私はこんなことを言ってしまったんだろう…これを毎日繰り返すことで自分自身の感情をコントロールすることができます。

もし悩みごとがたくさんあったら、その悩みを全て書き出してみましょう。ノートに手書きで書き出すと言う事は自分の中のもやもやを言語化して脳の外に出してしまうということです。

いわば、脳の棚卸し。取り出した思いや感情を文字で読み直すことで気持ちが整理できるんですね。

毎日続けていると、1ヵ月ぐらいで、自分の考えや行動が変わっていることに気づくはずです。

左のページにスケジュールの記録、右のページに感情の記録。1年経ってからじっくりと眺めるのもまた楽しいです。

自由に書けるのがバレットジャーナルの魅力

文房具屋さんや本屋さんに行くと、棚にスケジュール帳や手帳が並んでいます。

「種類が多すぎてどれを選んだらいいかわからない」

そんな声もよく聞きます。

バレットジャーナルには、手帳やダイアリーを使うよりも、何も書いてない普通のノートを使ったほうが効率的にスケジュール管理をすることができます。

自分で好きなようにカスタマイズできるのがバレットジャーナルの強みです。日付が最初から書いてある手帳よりも、自分でペンを使って書けるものが良いと思います。

バレットジャーナルにおすすめのノート

見開きで1日2ページ使うので、できるだけページ数の多いノートがおすすめです。また文字を揃えたり調整をしやすいように方眼(もしくはドット方眼)のノートを使うと良いでしょう。

MDノート

毎日書いていくものなので、ある程度ページ数と頑丈さがあるMDノートが良いと思います。ロイヒトトゥルムモレスキンといった高級ノートに比べ、リーズナブルです。

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万年筆を使っている人にとっては、にじみや裏写りがないのも良いです。また、180度開く綴じ方になっているので、机の上で見開きで使いやすいです。

上着のポケットなどに入れて持ち運ぶ人には文庫サイズ(A6)、机の上で使うのがメインの人にはA5サイズをお勧めします。

アピカ ハードカバーノート

「仕事でも使うから持ち出したいけど、表紙がヨレヨレになるのは嫌」

「大事なスケジュールが書いてあるノートだから、カバンの中で型くずれして欲しくない」

そんな方には、MDノートよりややお高めですが、アピカのハードカバーノートトをおすすめします。

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表紙が厚くしっかりしているので、ポケットやカバンの中でシワになったり型くずれすることはありません。モレスキンと違って万年筆のインクがにじむこともありませんしね。

アピカのハードカバーノートについては、過去にレビュー記事を書いているので、ぜひご覧ください。

自分自身の手でスケジュールを管理する

バレットジャーナルは、情報を分散させず、1冊のノートにまとめるのがポイント。「ノートを見れば、自分のするべきことが全てわかる」というのが理想形です。

ノートの上に書き出し、何度も書き写したりすることで、頭の整理ができます。最初はとっかかりにくいと思いますが、難しく考えず、やるべきタスクを書き出して、記号を付けていく、まずはこの作業から始めてみましょう。

私がスケジュール管理がうまくできなかったのは、予定に振り回され、何が大事なのか全く把握できていない状態が続いていたからでした。

バレットジャーナルを生活に取り入れ、「自分自身の手で」スケジュールを管理することを一度体験をすると、今までの苦労が嘘のよう。今では、スケジュールに追われることなく、余裕のある生活を送ることができるようになりました。

仕事や家事や趣味にぜひ活用してみてください。

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